開店当初は、函館朝市の仕入れ業者がよく出入りするカウンター10席ほどの食堂として始まりました。素材へのこだわりと手頃なお値段が皆様から高い評価をいただき、現在では地元の皆様を始め、日本各地からの口コミやTV・雑誌・インターネット等をご覧になられた大勢の方々にお越し頂いております。本店は市場内仲通りに面し、平成19年7月に全面リニューアル(1階30席)致しました。本店より徒歩30秒ほどの所に位置する支店は市場内巴通りに面し、平成8年8月〔1軒屋2階建て(1階20席/2階40席) 〕より営業を開始致しました。朝市店は黄色い看板に緑ののれんが目印で『きくよカラー』と言われ、スタッフのユニフォームも黄色のトレーナーに緑のエプロンなので、市場内を歩いていたら当店スタッフと一目で分かります。営業時間は朝市だけに、早朝から昼過ぎまでの営業。メニューは、海鮮丼を中心に活イカ・炭火で焼いた焼魚・各種定食が揃っております。また、生の食材を使った海鮮パスタや海鮮ユッケぶっかけ丼など新メニューも提供しております。
戦後、函館市役所駅前広場の野菜売りが函館朝市の前身。1957年、いまの朝市でスタートした小さなきくよ食堂は、それはそれは賑わいました。1985年に青函連絡船が廃止になって、客足が減ってからもずっと変わらずに、元祖きくよ食堂のおばちゃんは「昔ながら」を大事に、店をまもってきました。
ーーー在りし日の新聞記事より